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回想録 56

いよいよ、講義が始まった。




Melody♪さんが話すことをS氏が翻訳し、受講生はただひたすらに、ノートに書き写していく。




…2ヶ月前も、確かこうだったよな。手の痛さが懐かしかった。




最初に習ったのは、『クラスワンマインドアレイ』。参加した受講生たちの結びつきを強め、クラスそのものをグランドフォーメーション化するためのワークなのだそうだ。




全員で協力して大きなアレイを組み、その中に入って、Melody♪さんのワークを受ける。




この日は、Melody♪クリスタルヒーリング・ティーチャーのk子さんが参加されていて、アレイを組む指示、チューニングやセンタリングの音頭も進んで取ってくださった。




このワークの終了と同時に、昼休みになった。どこで食事をしようかと考えていたら、k子さんがランチに誘ってくれた。k子さんにLevel1&2を習った生徒さんも一緒なので、10名近い人数だった。




ぞろぞろと連れ立って講義室を出て行くk子さんたちの後について行こうとしたその時、S氏に呼び止められた。

S 「あの、ちょっとお話があるのですが…」

私 「あ、はい!(もしかして、質問の答えかな?)」




ワクワクしながら付いて行くと、人気の無い場所で、急に硬い表情になった。

S 「本当にインナーに会えていないの?」

私 「あ、はい。Level1&2で学んで、名前は幾つか伝わったんですが、会えてはいません」

S 「会えていないなら、どうして今日ここに来たの?会えていないのに認定書を貰ったの?会えないという思い込みが強すぎるんだよ!」

私 「えっ?ええと…」

S 「明日からはインナーセルフに会いに行くワークが幾つもあるよ。耐えられるの?」

私 「あ、あのですね、会えないので、ネットで検索したんです!でですね…」

S 「そういうのはしちゃダメだよ。あまり余計な情報は入れない方がいいんだ」

私 「…」




雲行きが怪しくなるというレベルを飛び越えていた。なんなんだ、この状況は…!?

S 「会えていないのであれば、ここにいる意味が無いよね。あなたも大人なら判るでしょ?」

私 「!!!」

暗に帰れと言われているのは、鈍い私にも判った。




来日を知った瞬間、体を駆け抜けたショック。それだけを信じて、ここまで来た。欲しい物も買わずに貯金して、怒られながら旦那に話して、子供にも寂しい思いさせて、やっとやっと、ここまで来たのに…。




私の中で、必死に積み上げてきたものが、ガラガラと音を立てて崩れていった。目からぽろぽろと、涙がこぼれた。。。




でも、S氏の言葉は止まらなかった。

S 「本当に会えてないの?そう思い込んでいるだけじゃないの?ファイルを探す手伝いとか、してくれない?」

私 「…」

S 「名前や姿が伝わってきたりしない?僕の場合だけど、傍に居てくれる、安心感みたいなのがあったりするよ。一人じゃないんだ!って」

私 「…」




ハードルが下がってきている…。ボロボロ泣きながら、そんな事を感じていた。名前なら知っている。一生懸命伝えてくれた『もりや』。だけどそれだけ。それだけしか知らないのだ。




インナーセルフに会えていない人間が紛れ込んでいたことに、Melody♪さんは激怒したのだと思う。S氏はMelody♪さん側に立ちながら、それでも何とか私に道を開こうと、妥協点を探してくれていた。




インナーセルフに会えているかなんて、本人しかわからないこと。「名前だけでいいのなら…」と言えば、Melody♪さんに「会えています!」と伝えてくれるかも知れない。




でも私は、嘘をつくためにここに来たんじゃない。




解らないのに解るフリ、見えないのに見えるフリ。それは一番してはいけないことだし、一番やりたくないこと。そして、やっても意味の無いことだ。




深呼吸しながらハンカチで涙をぬぐって、まっすぐにS氏を見つめた。

私 「インナーセルフの名前は知っています。でも、それだけしか知らないので、会えてはいません」

S 「…わかりました」

そんな言葉を残して、去っていった。いつのまにか傍に居たnさんが、そっと背中を擦ってくれたので、また泣いてしまった。




昼休みが終わり、でも、帰ることも出来ずに参加し続けていた。Melody♪さんの顔もS氏の顔も、怖くて見ることが出来なくて、下を向いたまま、一生懸命メモをとっていた。




10分間の休憩のとき、再びS氏に呼び出された。

S 「あれからMelody♪とも話し合ったんだけど、やっぱりインナーセルフに会えていないhisaさんを、プラクティショナーとは認められないって。だから、このまま参加してもいいんだけど、今回のワークショップの認定書は出せないって」

私 「…はい」

S 「Melody♪も、自分の名前を使われるわけだから、その辺は慎重になってるんだよ」

私 「…はい」

S 「どうする?明日からはインナーセルフに会いに行くワークが、幾つかあるからさ。辛いようなら、ここで帰っても構わないし、このまま参加するのも自由だし」

私 「…」

S 「どうしますか?」




私に、どう選べというのよ…。

私「子供を置いてきているので、そんなに何日も家を離れられないんです。次回があったとしても、もう参加できないと思うので…認定書が出なくても、参加させてください…」

涙を止めることが出来ずに、途切れ途切れ、やっと言って、うつむいた。




「わかりました」と言って去っていったS氏と入れ替わるように、nさんがやってきて、背中をさすってくれた。

n 「大丈夫。ゆっくり、ゆっくり…ね。明日は、私とペアになってワークしましょ」

私 「…はい、ありがとうございます」

小さな声で、やっとそれだけ言って、休憩が終わりそうだったので急いで部屋へ戻った。




やりきれず、涙を浮かべていた私にk子さんが気付いてくださり、「泣かないで…」と声をかけてくれた。




帰り道、背中が痛かった。肩甲骨の間が、針でも刺さったように、ズキズキと痛んだ。痛みに耐えながら、満員電車に揺られる。




最悪だった。行くときは、あんなにドキドキわくわくしていたのに…。




最寄駅からバスに乗り、右側の座席に腰掛けた。力無く窓に寄りかかっていると、ドアが閉まり発車した。




ぼんやりと外を眺めながら、明日のことを考えていた。




S氏はインナーセルフに会いに行くワークがあると言っていた。わからない私が参加したって、ペアを組んだ方に迷惑をかけるだけなのは、目に見えていた。




休んだほうがいいよね…。迷惑かけるより、いない方がいいのかもしれない…。




そんなことを考えていると、いきなり左前方に

CIMG1592_convert_20120803232358.jpg

看板。




道路の左側にあって、矢印も左を向いているのに、なぜだか次の瞬間、弾かれたように右側の窓を見た。




そこにあったのは

CIMG1596_convert_20120803232420.jpg

モリヤだらけのモリヤのお店だった。

呆然と店舗を見送ると、直後に差し掛かった交差点で、とどめの『秀月 モリヤ』。10秒ほどの間に、5~6つは見た。




モリヤなんだね。でも、私は看板が見たいわけじゃないの。あなたに会いたいだけなんだよ…。どうして会えないの…。




その日は、お風呂で久しぶりに号泣した。







ち 地球のみんな!たのむ!たのむからオラに元気をわけてくれ!

みんなの助けが必要なんだ!

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ゆるゆるっとヒーラーを目指しています(多分)。ただ今、順調に迷走中。

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