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昔の名前は みつ 5

薄暗い部屋の中、みつは、ぼんやりと空を見つめ、力なく壁に寄りかかっていました。




…あれから、何日たったんだろう……。




再び母親に売り払われた彼女は、この部屋で遊女として働いていました。親分の言ったとおり、仕事は前にいた遊郭と同じでした。しかし、それ以外は全く違いました。




どうにも耐えられなかったのが、環境と客の質。




元居た遊郭では、客間は丹念に清掃し、清潔を保っておりました。お客も、身なりのきちんとした者ばかりで、万一トラブルがあれば、使用人が守ってくれました。




でも今いる部屋は、暗くてジメジメして、とてもカビ臭いのです。客も不潔な男達ばかり。そして部屋にいる間は、遊女を好きにして良いらしく、体を求めるほかに、暴力を振るう者もおりました。




暗い部屋だから、顔は見えない。そんな理由で、親分も舎弟も、みつを守ってはくれませんでした。




顔を殴られて、左目がつぶれ、歯も何本か折れました。胸を強く蹴られてから、いつも息苦しいのです。それを訴えても、医者に連れて行かれることはありませんでした。




最初は、としぞうのことを思い、泣いていましたが…あまりに酷すぎる生活に、みつの心は壊れる寸前でした。




ある日の事、部屋に様子を見に来た親分に、さいごの力を振り絞って、お願いしました。

み [おねが…します……。ここから……だして…]

親 [ああ?お前のおっかさんの借金、まだまだ残ってるんだぞ?]

み [……そんな…]

親 [心配すんな!この調子で稼いでくれりゃ、あと十年位で出られるさ]

み [・・・・・]

親 [早く出たけりゃ、しっかり稼ぐんだな!]

足にしがみついた彼女を布団に突き飛ばし、がははは!と笑いながら、親分は部屋を出て行きました。




じゅう…ねん……?あと、じゅう…ねん…?じゅうねんしたら、としぞうさんに会える?




・・・・・




そんなわけない。待ってるわけがない。…もしか、待っててくれたとしても、こんな顔で、こんな体で…あの人のところに、行けるわけがない…。




涙が溢れました。




涙をぬぐおうと、動かしたみつの手に、なにか細長い布が触れました。




腰紐でした。




それを握り締めたまま、ゆっくりと起き上がります。やっと布団の上に座ると、手にした腰紐を、じっと見つめました。




目からは、まだ涙が溢れ続けていました。




としぞうに再び会うために、今日まで頑張ってきましたが、先ほどの親分の言葉が、みつの心を完全に壊したのです。




ごめんなさい。ごめんなさい。もう、むりです。もう、たえられません。




としぞうさん、ほんとうにごめんなさい。




ヨロヨロと立ち上がり、腰紐を鴨居に括り付けると、そのまま首をつりました。




みつ、絶命。




*   *   *   *   *




あーあ…。




とんでもない過去世が出てきたものです。パストライフ・アセンションは、実体験ではなく俯瞰で見るだけなのですが、それでもきつくて、すぐに動く気になれませんでした。




両手で顔を覆ってソファにもたれ掛りながら、しばし反芻…。




・・・・・




大きな溜め息をついて、手をどけたとき、ギョッとしました。




ソファとセットの重厚なローテーブルが消え、首に腰紐が巻きついた、みつが横たわっていたのです。




ぎゃ~!忘れてた!過去世の癒しか!!!




酷い姿のみつに飛び付き、まずは腰紐を取り除きました。そして手をかざして光を送ります。




うっ血して腫れ上がった顔、つぶれてしまった左目、折れた歯、息苦しい胸…。とりあえず、目に付いた場所に、光を送っていきました。




あらかた元に戻ろうというとき、みつがカッと目を見開いたのです。

私 [あっ、気が付い…]

み [きぃゃああぁぁぁ!!!

   いぃやああぁぁぁ!!!]


私 [!!!]

そのまま、襲いかかって来ました。




どうにか落ち着かせようと、声をかけたり体を抑えようとしましたが、大暴れで手がつけられません。




なんとか正気に戻さなくっちゃ!




一瞬の隙をついて、みつを抱きしめました。そして、丁度重なり合ったハートからハートへと、大量の光を送り込みました。




もう大丈夫だよ!みっちゃんを苛める人は、ここには居ないよ!




…どのくらい送り続けたでしょうか。ふいに、抱きしめてもなお暴れていたみつの体から、力が抜けました。




止まっ…た…?




恐る恐る拘束を解き、みつの顔を覗き込むと




その目からは涙が溢れていました。そのまま天を仰いで、泣くのです。




ああ、そうだよねえ。辛かったし、痛かったし、苦しかったし、悲しかったし、悔しかったし…。いっぱいいっぱい、抱えて亡くなったんだよねえ…。




私は、もう一度みつを抱きしめました。今度は優しく包み込むように…。そして、再び光を送り続けます。長い時間をかけて、みつの心が落ち着いたとき、ようやく対峙することができました。




何か慰めの言葉を贈ろうかとも思いましたが、安穏と生きている私が、いったい何を言えるのか…。きっと薄っぺらで中途半端な言葉しか出てこないでしょう。




どうしようか考えて、みつからメッセージを貰うことにしました。

私 [なにか、私に伝えたいことはありますか?]

み [うん。おっかあを、恨まないであげてな]

あんなに酷い目に合わされた母なのに…そんなこと言うんだ。

私 [大丈夫!ぜんぜん恨んでないよ!]

み […そうか、よかった]

私 [他に、伝えたいことはある?]

み [おっかあじゃない人も、みんなみんな、恨まないであげてな]

私 [・・・・・]

み […人を、恨みながら…憎みながら生きていくのは……本当に本当に辛れえから…]

私 [わかったよ。大丈夫!私は絶対に、誰も恨んだり憎んだりしないで生きるよ!]

み [そか。うん、よかった]

そう約束すると、みつはやっと少し笑ってくれました。




最後に癒しの完了したみつと一つになり、パストライフ・アセンションは終了です。なんとか無事に、4回目の過去世探求が成功しました。




なかなかにヘビーな過去世でしたが、大事なことがわかった気がしました。




もう母はね、私から何一つ奪ってはならないのですよ。







絶賛夏休み中!ブログ放置しちゃって、すみませんでした><

さてさて夏休みといえば、覚えていらっしゃいますでしょうか?

2012・7・16 夏休み嫌いをどうにかしたい

2012・8・21 夏休み嫌い その後

Melody♪クリスタルヒーリングでのイリミネーション・アレイ(自己制限解除)を実践した記録です。私自身の夏休み嫌いという、非常にどうでもいい制限を解除して、もう一年になるんですねえ(遠い目)。

で、今年なんですが…

夏休み開始から今まで、あの嫌~な焦燥感は、全く感じておりません!もうね、どうでもいいんです。宿題忘れて怒られるのは子供なので、私じゃないんですよ(当たり前)。

なのでもう、やらんヤツは泣け!と。恥ずかしい思いして反省しろ!と。うふふ。

あ、まるまる放置ってのも、親としてどうかと思ってるので、適度にはっぱかけてます。

花子のほうは、読書感想文・プリント集・夏休みの絵が終了。自由研究の工作にニスを塗れば、全部終了です。

太郎は、プリント集・自由研究終了。読書感想文に苦戦中ですが、「明日おわらせる!」と意気込んでおりました。

まだまだな感はありますが、焦燥感がないだけで、精神的に本当に楽です。

ありがとう、Melody♪!そして、もりや!


殺人的に暑い日が続きますが、皆様も楽しい夏をお過ごしくださいませ!

精神世界

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ゆるゆるっとヒーラーを目指しています(多分)。ただ今、順調に迷走中。

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