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自業自得 3

なんか、散々なんですけど…。女の子(34歳・主婦)が怖い目にあった直後だってのに、馬鹿だとか、お前が呼んだとか…。




転がり込んだエレベーターのなかで、悲しみに暮れる私。




東次が言った『下のヤツ』というのは、まず間違いなく、ものみのことでしょう。じゃあ、『どうにかしてこい』は、追い出せ!か、…最悪、始末?




基本的に平和主義者なので、喧嘩や戦いは嫌なんですが…。ってか、一人でかよ(涙)。




大きく溜め息をついたとき、閉じかけた扉の隙間からエレベーターに、キロと杏が入ってきました。




うわあああ!一緒に来てくれるの!?




杏ちゃんはともかく、キロが居てくれるのは、本当に心強いです。そのまま、庭園へ移動しました。




ものみは、相変わらず伏せの体勢でいました。小さな檻に閉じ込められている状態なので、動きようが無いのですが。




しかし、大きい。胴体部分を囲んでいる檻だけで、小学校の体育館くらいの大きさです。




う~ん…、どうしようかな~。




なるべく平和に済ませたいのです。お帰りいただく方向に持っていきたいので、ものみを興奮させない方法を、必死で考えました。




とりあえず、あの檻を消して拘束を解いてから、帰ってくれるように説得お願いしたら、どう…かし…ら……?




エレベーターの前で、必死で考える私の横を通り抜け、キロがものみに向って歩き出しました。




一歩一歩進むたびに、大型犬ほどの大きさのキロの体は、少しずつ大きくなって、ものみの傍に到着する頃には、同じくらいに巨大化していました。




静止する暇も無く、ものみの頭を右前足で踏みつけるキロ。それを受け、牙をむき出して激怒する、ものみ。




私の『平和にお帰りいただこう作戦』…




終了orz




あああああ!キロ!なんてことををを!(号泣)




頭を押さえつけられたものみは、牙をむき、雄叫びを上げながら暴れ始めました。体を囲う檻がギシギシ鳴って、今にも壊れてしまいそうです。




キロも、牙を見せ、激しく唸りながら威嚇しています。いつも、大人しくて優しい姿が嘘のようです。




手がつけられない…。私じゃ無理だよう…。




泣きそうになりながら見ていましたが、頭の中ではパニック状態でした。檻が壊れたら?キロが襲われたら?そんなネガティブな考えが頭を支配し、身動きできずにいると…

杏 [あんちゃんも、いく~♪]

私 […!?]

足元から、のんきな声が聞こえてきました。




キロとものみのバトルに気を取られて忘れていましたが、そういえば杏も一緒に、エレベーターに乗り込んできたのです。




そうだ、呆けている場合じゃない!杏ちゃんを守らない…と……。




どこかに隠れるように指示を出そうと、杏の方を見ると、ちょこんと座って真っ直ぐに、ものみを見つめていました。




キラキラ輝く瞳を閉じて、顔を上に向けると、その場でムクムクと大きくなりました。それは、巨大化ではなく




成長。




小さな子狐が、みるみるうちに、妖艶な大人の白狐へと姿を変えたのです。




う…わあああああ…。杏さん、かっこえええええ…。




早くも『さん付け』で、見とれる私。存在の姿に目を奪われたのは、姫さま以来です。




成長が止まると、上げていた頭を戻して目を開く杏。口を開いたまま見惚れる私を残して、ものみに向って歩きだしました。キロと同じように、巨大化しながら。




2頭と同じ大きさになると、眉間辺りにしわを寄せ、少しだけ牙を見せました。一応威嚇なんでしょうが、なんだか上品な感じです。




しかし、ものみの様子は一変しました。それまで喧嘩上等!で大暴れしていたのに、耳を倒し、体や頭を一生懸命低くし、[キャーン!キャーン!]と、許しを請うように悲鳴を上げたのです。




2対1になってしまったから…というより、完全に杏に怯えている様子。杏さんは、美しいだけでなく、無茶苦茶強いのかもしれません。




そんな杏に見惚れていると、

杏 [今のうちに、早く!]

私 [あああ、はい!]

そうだった。ものみを、どうにかするんだった。




戦意喪失しているとはいえ、キロに牙をむいたのですから、話し合って帰らせるのは無理でしょう。となれば、始末。…でも、最初に会った時に、浄化はやっています。




浄化で消えなかったから、客人かと思ったんだけどな…。浄化が効かないとなると、あとは日本刀で切るとか?




しかし、ものみは巨大です。私の刀は普通サイズ。切りつけたって、傷を負わせられるかどうか。




どうしようどうしよう…と悩んでいると、体が勝手に動き始めました。まずは下半身。足は軽く肩幅に開いていたのですが、右足が50センチほど後方に下がりました。腰を落とすと、下半身にぐっと力が入りました。




そして上半身。拝むように両掌が胸の前であわさりました。そこから親指と小指を残して、真ん中の3本の指が離れます。掌も淵を残して離れ、まるで華が開いたようです。




その状態の手は、ゆっくりと下のほうを向きながら、移動したのが右の腰辺り。顔は、ものみを見据えたまま、深呼吸を始めました。




ってゆうか、すいません、このポーズ…。私の記憶が確かならば、過去に一度だけ、やらかした事があるんですが…。




あれは二十数年前、まだ私が小学生だった頃のこと。とあるアニメを見た後に、「出ない出ない」と言いながら、お風呂でこっそり、技を真似たのです。




ちょっと待ってくれ。おいらは今、34歳・2児の母だ。そんなおいらに、まさかあの技をやらせるつもりじゃなかろうな…。




もう、嫌な予感しかしないのですが




その予感の的中を告げるように、私の口は開き、あの掛け声を唱え始めました。




私 […かああああああああああ…




…めええええええええええええ…]







今日で、3学期の給食が終わるようです(´;ω;`)

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ゆるゆるっとヒーラーを目指しています(多分)。ただ今、順調に迷走中。

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