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無心で送れ

新学期も始まり、おとそ気分も抜けた頃、遅い正月休みを取り、家族で出かけました。




その帰り道のこと…。




すっかり日も暮れて、辺りは暗くなっていました。運転手は旦那。私は助手席で、窓の向こうの夜景を、ぼんやりと眺めておりました。




ずっと同じ姿勢だったので体が痛くなってしまいました。伸びでもしようと前を向いたとき、前方を走る車との間に、ヘッドライトが一瞬照らし出したものがありました。




それは、サビ柄の猫の礫死体でした。




あっ!と声をあげる間さえなく、我が家の車の下に消えていった猫。次の瞬間、ガタンガタンと右側の車輪が何かを踏み越えた衝撃がありました。




後部座席の子供たちは勿論、運転していた旦那さえも気が付かなかったようで、「なんだ!?」と驚いていましたが、私だけがその正体を知っているのです…。




衝撃があった直後、全身から血の気が引くのがわかりました。膝の上に置いていたバッグの陰に隠すように両手を併せ、目を閉じて、ただただ猫に謝り続けました。




帰宅して、子供達を寝かせ、お風呂に入りました。湯船に浸かり目を閉じると、目の前に光のエレベーターが現れました。




…ただ目を閉じただけなんだけどな。インナーセルフホームにも庭園にも行かないよ~?




見るつもりが無いものが見えて、ビックリしたのですが、エレベーターの前にあったものに、更に驚いてしまいました。




そこに横たわっていたのは、あの時に一瞬だけ見えたサビ柄の猫だったのです。




いそいで駆け寄り、すぐそばに跪きました。ボロボロの体を…ヒーリング?私なんかが?そんな資格があるの?




ごめんね。痛かったよね。怖かったよね。本当にかわいそうなことをしてしまった。寒かったよね。おなかすいてたかな。かわいそう。かわいそう。ごめんね。ごめんね。一人ぼっちだったのかな。かわいそう…

ゴ ン ! !




私 「痛った!……くない?…あれ?」

夢中で猫に語りかけている最中、ものすごい衝撃が後頭部を襲ったので、思わず目を開いてしまいました。




思いきり殴られたような衝撃。でも不思議な事に全く痛みは感じなかったのです。何かが落ちてきた…ということでもなさそうです。




気を取り直して、もう一度目を閉じました。私は、エレベーターの前で跪いた格好のままでしたが、猫が消えていました。




きょろきょろしながら探していると、背後に東次が立っていました。




恐ろしい形相で私を睨みつけ、左の拳を顔の前でわなわなと震わせています。そして、右手はサビ猫の首根っこを掴んでいました。




き、傷ついた猫さんに、何てことを!!てか、こいつ私を殴ったのか!?




状況を理解して、怒鳴ろうとした私を東次が怒鳴りつけました。

東 [馬鹿かお前は!

さっきから黙って聞いていれば、馬鹿の一つ覚えみたいに『かわいそう、かわいそう』と!

お前がこいつの何を知っている?どんなに懸命に生きてきたか知っているのか!

どれだけ必死で生きてきたか、お前にわかるのか!?

最後の瞬間さえ見ていないお前に、そんなことを言う資格があるのか!!]


私 [・・・・・]

東 [お前がそんなふうに思うから、こいつは逝けんのだ。

自分は可哀想なのかと、不幸だったのかと、問うてしまうのだ!]


私 [・・・・・]

なにも、いいかえせませんでした。




東 [問うて、その答えを、お前に求めてしまうんだぞ。お前に手を伸ばしてしまうんだぞ。そうなった方が、こいつにとって、どんなに辛いことになるか…]

私 [・・・・・]

馬鹿だからわからないけど、私に答えを求めるとか、手を伸ばすというのは、恐らく憑り依く…悪しき存在になってしまう、ということなんだと思います。




ごめんね。そんなつもりで言ってたわけじゃないの。ただ、謝りたかっただけなんだよ。でも、でも、そうだよね。私には何を言う資格も無いよねえ。




自分が馬鹿なせいで、何の罪も無い猫さんを更に苦しめる事になるところでした。




何も言えず、東次に土下座をするように、床に頭をつけて泣いていました。と、頭のすぐ上のほうで、ドサっという音がしました。




顔を上げると、サビ猫が横たわっていました。

東 [お前が送ってやれ]

私 […っ!]

東 [何も考えるな!余計なものは要らん!無心で送れ!]

私 [はい!]

送れ!と言われても、除霊とかできるわけがないのですが、でも、東次が任せてくれたのですから、絶対にやり遂げねば!




私 [ごめんなさい!!]

無心で…と、東次は言いましたが、二重の苦しみを与えてしまうところでしたので、一度だけ猫さんに謝りました。そして両手をかざします。




無心で…とは、レイキ伝授の時も、Melody♪クリスタルヒーリングの時にも教わっていた事でした。施術者は、導管・パイプ役に徹すること。あとは、流れゆくエネルギーと受け取った方が、必要な場所に振り分けていくのです。




基本中の基本じゃないか…。




猫の体は、どんなにエネルギーを流しても綺麗になることはありませんでした。それでも流し続けていると、お尻の方から、スーっと消えていきました。




完全に消えたのを確認すると、東次は何も言わずに去っていきました。




私は立ち上がり、東次の去った方向に頭を下げて、目を開けました。




乱暴ではあったけれど、私と猫を助けてくれた東次に感謝を。そして、猫さんにもう一度謝罪をして、風呂から上がったのでした。







今回のお話は書こうか書くまいか、とても悩みましたが、学んだ事、そして猫さんのことを忘れないために書くことにしました。

猫好きな方、また、猫さんを飼われていらっしゃる方等、読まれて不快な気持ちにさせてしまったら、申し訳ありません。

m(_ _)m

精神世界
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hisaさん、こんにちは(^^)


人の想念ってとても強いのですね。

ふと思ってしまったり、願ったりしてしまうだけで相手に影響を与えてしまう…。
例えそれが失われた命への優しい気持ちであっても、相手にとってはマイナスになってしまうなんて。

知りませんでした(T . T)


我が身を振り返って、色々考えさせられました。

こんにちは^^

そうですよねえ・・・
車で、その子の衝撃を感じてしまったら、感情としては辛いですよね。

随分前ですが、もし動物の亡骸を見た時は、可哀想とは思わずに、よく生き切りました、お疲れ様でした、と光に包んで上にあげるイメージをするといいよ、と聞いたことがあります。

それを聞いたときは、ちょっとした衝撃でした。
それまでは、ただただ可哀そうばかりだったので・・

父が昔、キタキツネの子どもを車ではねてしまったことが(><)
(北海道なのです)
帰宅した父にそれを聞いた子どもの私は、可哀想で泣いてたら、その晩、金縛りにあいました。

天に向かおうとする子キツネの魂を私が邪魔したんでしょうね。

今日のhisaさんの記事で、ふっと思い出しました。

Re: タイトルなし

momoさん


コメント、ありがとうございます!

そうですね~。人の念は、私たちが想像するより、ずっと強いものなんだと思います。コードなんて、ちょこっと思っただけで、繋がるらしいですし。


> 例えそれが失われた命への優しい気持ちであっても、相手にとってはマイナスになってしまうなんて。

本当に、優しい気持ちだったのか…。東次に怒られた今は、自分の独りよがりだった気がします。


> 我が身を振り返って、色々考えさせられました。

私がゲンコツくらった経験が、少しでもお役に立てたら嬉しいです。少しずつ、進んでいきましょう!

Re: こんにちは^^

テツおかんさん


コメント、ありがとうございます!


> 随分前ですが、もし動物の亡骸を見た時は、可哀想とは思わずに、よく生き切りました、お疲れ様でした、と光に包んで上にあげるイメージをするといいよ、と聞いたことがあります。

以前連載されていた山岳救助の漫画で、遭難や事故で亡くなった方を発見した時に、主人公が「よくがんばった!」って声をかけていたんです。

それを見て、「ああ、そうだよな。この人たちは頑張ったんだ。懸命に生きようとしたんだ…」って思いました。

そういうこと、ちゃんと学んでるはずだったんですけどね。今回、東次に怒られて、改めて心に刻みました。

というか、我が身に置き換えて考えてみたら、死んだ時に言われるのが「かわいそうに…」と「がんばった!」だったら、絶対に後者を選びますよね^^;


> 帰宅した父にそれを聞いた子どもの私は、可哀想で泣いてたら、その晩、金縛りにあいました。

きっと子狐さん、「可哀想じゃないよ!」って、言いたかったのかも知れませんね。

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プロフィール

hisa0622

Author:hisa0622
ゆるゆるっとヒーラーを目指しています(多分)。ただ今、順調に迷走中。

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